悲しみの空間(続編)

2019/03/24 Sun 21:46

 「死を生きた人びと」(小堀鷗一郎著)という本があります。ご自宅で小堀先生が看取りをされていく本ですが、その中で小堀先生が引用されている文章に「最期の別れに医者は邪魔だな」というコトバがあります。

先ほどある男性を看取りました。癌の末期で、奥様が本当によく看病されていました。看取りに往診した時、その奥様が悲しみの底に沈みながら、涙をひたすらこらえ、私やご親族に対応しているお姿が痛々しくてなりませんでした。

この前のブログで書いた「悲しみの空間」・・・考えさせられました。

今一度「生きがいについて」の文章を載せさせてください。

「周囲の人が死病にかかったり、死んだりしても、
よほど身近な人でないかぎり、軽くやりすごしてしまう。
葬式の後または通夜の席上、人々が思いのほか愉快そうに飲み食いし、
歓談する光景はそう珍しいものではない。

その中で、
故人の存在にすべてを賭けていた者は、
心の一番深い所に死の痛手を負い、
一人ひそかに呻き続ける。」

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