別れ

2018/05/06 Sun 06:06

 この連休中に、ある一人の方を看取りました。ご家族もちょうど連休中で、ご主人様、息子さん、娘さんが、付きっ切りで看病をされました。お孫さんたちに囲まれて、一週間早い母の日のお花に見送られるように旅立たれました。最期の診察にお伺いした夜、私は「愛するご家族に囲まれて、穏やかに亡くなられて、これで良かった…??」と複雑な気持ちでした。愛するがゆえに…、大切な人であるほど…、永遠の別れは辛いのではないかと…。きっとそれは、愛する人を喪って、悲しみのあまり私のところにやってきてくださる方々の思いを聴き続けていると、「良い別れ」などというものはないと痛感しているからでしょう。

星野富弘の詩に「別れ」というのがあります。

「あなたが最後に見た季節が また巡って来ました
あれから私は幽霊というものが いてもいいと思うようになりました
できることなら あなたに幽霊になってもらってでも
もう一度 逢いたいのです

父ちゃん
気付くのが少し遅かったけれど 分かりました
詫びることも お礼をいうことも 
出来なくなる別れが あるということを」
       花の詩画集「あなたの手のひら」より
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