今朝の新聞に、次のような文章をみました。

「 【三つ目の耳を持ち、彼ら(患者たち)が言っていることでなく、言わないでいること(言えないでいること)を聴きなさい。】(ジョアン:緩和ケア専任ナース)
英国のホスピスで「死を支える」ことの意味についてナースはこう述べた。
苦しみは何より忘れたいもの、消したいもの、語るのが辛いもの。だから、苦しむ人のその引きこもりごと聴かねばならない。これは「生を支える」場面でも言えること。」

この記事を読んで、私の大好きな詩人、星野富弘さんの詩(たんぽぽ診療所の語源も、この星野さんの「たんぽぽ」という詩からです)に「二番目に言いたいことしか」を思い出しました。
「二番目に言いたいことしか  人には 言えない
  一番言いたいことが  言えないもどかしさに耐えられないから
  絵を書くのかも知れない  うたをうたうのかも知れない
  それが言えるような気がして  人が恋しいのかも知れない」   星野富弘『風の旅』より

私が癌の末期の、まだお若い方の往診に伺った時、
ちょっとご家族が席をはずした隙に、
ご本人が「もう、生きているのが辛いから、辛いから…」と涙ながらに何度も繰り返されたのが忘れられません。

「人に言えないこと」
私の心にも…。そして、どの方の心にも…。
関連記事
未分類 | コメント(0)
コメント

管理者のみに表示