悲しみの花

2017/06/19 Mon 23:07

「悲しみの花は、けっして枯れない。それを潤すのは私たちの心を流れる涙だからだ。
生きるとは、自らの心のなかに一輪の悲しみの花を育てることなのかもしれない。」(「悲しみの秘儀」若松英輔著p126)

この3日で3人の方を看取りました。土曜日の夜、日曜日の夜、そして本日の夕刻…
最期の診察をし、臨終を告げた時、頭を下げるしかありません。そしてその頭をすぐに上げることができません。
亡くなった方にすがり、むせび泣くご家族に…
何も語られない患者さんに…
私は頭を下げ、上げることができません。

大切な人を亡くされた人の、圧倒的な悲しみを前に、頭を上げることができません。
しかし
「誰も自分の悲しみを理解しない、そう思ったとき、あなたの傍らにいて、共に悲しみ、涙するのは死者である。」 (「魂にふれる」若松英輔著p222)
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