宇宙意識
2023/11/12 Sun 22:16
ご高齢の女性をご自宅で看取りました。
癌の末期で、静岡県立総合病院様でご加療を受けていましたが、ご自宅で最期を迎えたいとたんぽぽ診療所に在宅診療のご依頼をいただけました。県立総合病院ではやはり緩和医療科の岸本寛史先生が関わってくださっていました。岸本先生は私と同世代ですが、私が最も尊敬する先生のお一人です。岸本先生から患者さんのことで「病勢が悪化し、熱も出るようになり、痛みもあったので、オピオイド(医療用麻薬)も開始となって、混乱が見られるようになりました。」と情報がいただけました。確かに私が在宅診療に伺った時は「混乱」しているようなご様子が見られ、頻回にお伺いしました。その頃の岸本先生へのお返事に私は次のように記載しました。「退院当初は先生ご指摘の通り「混乱」のような様子が見られており、御家族を支えようと先週は頻回に伺いました。11/3は祝日でたんぽぽ診療所の外来がないのでゆっくり時間を作って伺いました。でもこの時は全身状態が悪化していて混乱のような言動は見られませんでした。(多くの患者さんに接していると)このような変化を良く経験し、(医者は)「全身状態の悪化」と表現してしまいますが、私個人的には「病状の悪化」に自力で抵抗して何ともうまくいかなく「混乱」していたものが、あきらめて、ゆだねて、生きていかれるようになっているのかな…?などと感じています。」
最近読んだ本に「「個的意識」(私)は「宇宙意識」(ゼロ・ポイント・フィールド)から生まれ、現実世界での生を終えた後、また「宇宙意識」(ゼロ・ポイント・フィールド)へと戻ってゆく。」という箇所がありました。(「死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説」田坂広志・著)
日々、人の最期を看取っていることは、この「宇宙意識」へ戻っていく過程を目撃しているのかもしれない気がしました。
癌の末期で、静岡県立総合病院様でご加療を受けていましたが、ご自宅で最期を迎えたいとたんぽぽ診療所に在宅診療のご依頼をいただけました。県立総合病院ではやはり緩和医療科の岸本寛史先生が関わってくださっていました。岸本先生は私と同世代ですが、私が最も尊敬する先生のお一人です。岸本先生から患者さんのことで「病勢が悪化し、熱も出るようになり、痛みもあったので、オピオイド(医療用麻薬)も開始となって、混乱が見られるようになりました。」と情報がいただけました。確かに私が在宅診療に伺った時は「混乱」しているようなご様子が見られ、頻回にお伺いしました。その頃の岸本先生へのお返事に私は次のように記載しました。「退院当初は先生ご指摘の通り「混乱」のような様子が見られており、御家族を支えようと先週は頻回に伺いました。11/3は祝日でたんぽぽ診療所の外来がないのでゆっくり時間を作って伺いました。でもこの時は全身状態が悪化していて混乱のような言動は見られませんでした。(多くの患者さんに接していると)このような変化を良く経験し、(医者は)「全身状態の悪化」と表現してしまいますが、私個人的には「病状の悪化」に自力で抵抗して何ともうまくいかなく「混乱」していたものが、あきらめて、ゆだねて、生きていかれるようになっているのかな…?などと感じています。」
最近読んだ本に「「個的意識」(私)は「宇宙意識」(ゼロ・ポイント・フィールド)から生まれ、現実世界での生を終えた後、また「宇宙意識」(ゼロ・ポイント・フィールド)へと戻ってゆく。」という箇所がありました。(「死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説」田坂広志・著)
日々、人の最期を看取っていることは、この「宇宙意識」へ戻っていく過程を目撃しているのかもしれない気がしました。
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