聴く

2020/10/28 Wed 22:01

 この9月にアルフォンス・デーケン先生がお亡くなりになりました。
デーケン先生はドイツより日本に来られ、「悲しみのケア」を広められた方でとても御高名な方です。
私はひょんなことから先生にお会いすることが許され、それ以来静岡にも3回お招きすることができました。
今は先生と私の家族で撮った写真が宝物です。

そのデーケン先生が「悲しみのケア」で大切なことは「相手の話を聴くこと」とおっしゃられます。
デーケン先生のお言葉を借りれば
「良い聴き手であり、話したくない時も黙って傍にいてくれる人」とあります。

私は沈黙が怖い人間で、このデーケン先生の教えをなかなか実現できずにいます。

当院のホームページには心理カウンセリング想月様のことが載っています。
沈黙が怖い私は、せめてもの罪滅ぼしに想月様のことをご紹介します。
代表の山本麗子先生は本当にステキな方で、私が尊敬するカウンセラーです。

Mind(こころ)と Body(からだ)はつながっていて、どちらかで不調をきたせば、もう一方に影響を与えます。
私は内科医として、長年、Body(からだ)の癒しを、患者さんと一緒に取り組んでいます。
Mind(こころ)の方でつらさを抱えた時は、想月さんのような心理カウンセリングをお勧めします。
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血を流す心

2020/10/18 Sun 11:20

 前回このブログを書いたのは6月でした。
あの頃からとても辛いことがあり、まったくブログを書けませんでした。

日記を以前からつけています。
日記を書くのも毎日ではありませんが、私以外、決して誰の目にも触れない文字を綴っています。

ブログを書けなくなった頃から、日記を書くのは毎日となりました。
文章ではない、心の叫びを書く、いや、書かざるを得なかった。

7月、辛い日々が終わった後も、やはりブログを書けない日が続いていましたが
最近やっとその頃の日記を読み返す余裕が出てきました。

文章ではない、決して誰にも見られない私の心の叫び…しかしこれぞ本当のコトバ…

神谷美恵子の言葉
「どこでも一寸切れば私の生血がほとばしりだすような文字、
そんな文字で書きたい…
体験からにじみ出た思想、生活と密着した
しかもその思想を結晶の形でとり出すこと」

7月からも幾人もの悲しみの中にいる方々から「本当のコトバ」をお聴きました。「本当のコトバ」をお預かりしました。

また一からやり直しです。
「本当のコトバ」をお伝えしていきたいです。



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