暮れも押し迫る日、ある高齢の女性をご自宅で看取りました。
ご高齢であられたので主に看病にあたられていたのはお孫さんご夫妻でした。
本当によく看病された…
長いお付き合いの間、私はお伺いするたびに、このお孫さんであるご夫妻に本当に大切なことを教えていただいていました。
しかし最期の時は来てしまいました。
私が最後の診察をする中、お孫さんご夫妻は悲しみにじっと耐えておられました。

人が人を大切にすることほど素敵なことはない。
しかし大切な人であればあるほど、最期の別れの悲しみは深い。

今年の9月に私が本当に尊敬する若松英輔先生にお会いできました。
その中で若松先生は「最も悲しいことは(目に)見えない」とおっしゃっておられました。

目には見えない最も悲しいこと、それを感じる心を持ちたいです。
私の来年への課題です。
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