昨日は親父の命日でね・・・
2018/07/25 Wed 19:16
ある日、出勤中に古くからの親友に出会いました。
聞けば、駅からずっと歩いてきたと・・・
「昨日は親父の命日でね・・・飲み過ぎちゃった」
「酒を抜くために、歩いているの」と。
2年半前、私の父が癌とわかり、苦しんでいた時、ある人から「歳だからしょうがないよな」と言われ、無性に腹が立ちました。
その時、ここ数年間に、私の親友が相次いで父親を喪っていたのを思い出し、その親友達に会いに行きました。
親友達からは聞いた言葉は、
「(父を)喪い数年たったけど、父のことを思わない日はない」
「(父を)喪ったことは、腹の中がひっくり返るような経験」
「数年たったけどまだ受け入れられない」
この言葉を聞いて、私のこの苦しみがなくなったわけではないのですが、「悲しみを慰めてくれるのは、悲しみの中にある人」というのを痛感しました。
この親友はその一人です。
私より、お父様を喪ってからの年月は長くなっていますが、「昨日は親父の命日でね・・・」のコトバは、私に心深く入ってきてくれました。
「悲しみは亡き人の訪れ」
その親友も、悲しみの扉から亡きお父様が訪れているのでしょう・・・
親しき友というのは、ただの遊び友達ではない。
心深く入ってきてくれるコトバを語ってくれる人・・・
聞けば、駅からずっと歩いてきたと・・・
「昨日は親父の命日でね・・・飲み過ぎちゃった」
「酒を抜くために、歩いているの」と。
2年半前、私の父が癌とわかり、苦しんでいた時、ある人から「歳だからしょうがないよな」と言われ、無性に腹が立ちました。
その時、ここ数年間に、私の親友が相次いで父親を喪っていたのを思い出し、その親友達に会いに行きました。
親友達からは聞いた言葉は、
「(父を)喪い数年たったけど、父のことを思わない日はない」
「(父を)喪ったことは、腹の中がひっくり返るような経験」
「数年たったけどまだ受け入れられない」
この言葉を聞いて、私のこの苦しみがなくなったわけではないのですが、「悲しみを慰めてくれるのは、悲しみの中にある人」というのを痛感しました。
この親友はその一人です。
私より、お父様を喪ってからの年月は長くなっていますが、「昨日は親父の命日でね・・・」のコトバは、私に心深く入ってきてくれました。
「悲しみは亡き人の訪れ」
その親友も、悲しみの扉から亡きお父様が訪れているのでしょう・・・
親しき友というのは、ただの遊び友達ではない。
心深く入ってきてくれるコトバを語ってくれる人・・・
真に拠り所となる他者
2018/07/04 Wed 17:48
このブログをお読みくださっている方から、「6月はブログの更新がない…」と私をご心配くださるお言葉をいただけました。本当にうれしかったです。またご心配おかけしてすみませんでした。6月はちょっと勉強会などがいくつかあり、その準備でブログが滞ってしまったこともありますが、5月の最終に書かせていただいた、わが友太田宏人さんの逝去も私に響いています。ふとした時に「太田さん、どんな気持ちだったのかな~」とか「太田さん、今どこにいるのかな~」と思っています…。
6/2(土)に静岡サイコオンコロジー研究会で山崎章郎先生をお招きしました。「病院で死ぬということ」という本を著され、現在緩和ケアの日本の第一人者であられます。その山崎先生が「真に拠り所となる他者」というコトバを教えてくださりました。私にとって「真に拠り所となる他者」は誰なのか…。まがいものの、拠り所のふりをしているものはたくさんあります…。
こんなことを考え感じている間に、看取らせていただいた方もいます。今、臨終の時にいる方もいます。一見、絶望的な状況で、一般の人からは全く振り向かれない状況の中で、社会からは遠のいてしまった中で、その中でも「真に拠り所となる他者」は誰でしょう?
わが友、太田宏人さんの次の文章をぜひお読みいただければ幸いです。
「いのちおわるときに」http://www.shukatusodan.com/skdiary/012/04.html
6/2(土)に静岡サイコオンコロジー研究会で山崎章郎先生をお招きしました。「病院で死ぬということ」という本を著され、現在緩和ケアの日本の第一人者であられます。その山崎先生が「真に拠り所となる他者」というコトバを教えてくださりました。私にとって「真に拠り所となる他者」は誰なのか…。まがいものの、拠り所のふりをしているものはたくさんあります…。
こんなことを考え感じている間に、看取らせていただいた方もいます。今、臨終の時にいる方もいます。一見、絶望的な状況で、一般の人からは全く振り向かれない状況の中で、社会からは遠のいてしまった中で、その中でも「真に拠り所となる他者」は誰でしょう?
わが友、太田宏人さんの次の文章をぜひお読みいただければ幸いです。
「いのちおわるときに」http://www.shukatusodan.com/skdiary/012/04.html
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